スマートフォンの浸透
現在、日本国民の生活に欠かせない存在になっているスマートフォン。このスマートフォンが日本で広く普及し始めたのは、2008年にソフトバンクが発売したiPhoneからだと言われています。今日では、小学生からスマートフォンを持つ時代となりつつあります。
ほんの十数年前までは、スマートフォンよりも携帯電話が主流でした。しかし、この十数年の間にスマートフォンは驚異的に浸透しました。
このようなスマートフォンの普及は鳥取県も例外ではなと思います。そこで今回は、最近の鳥取県のスマートフォンの所有率などのデータを元に、スマートフォンについて考えていきます。
鳥取県のスマートフォンの所有の割合
日本でスマートフォンが一般の家庭に普及し始めたのは2011年頃です。グラフのように2011年~2017年までの7年の間にスマートフォンの普及率は、約2.6倍に増えています。2017年の全国のスマートフォンの所有率の平均は75.1%で、鳥取県は全国平均を下回っています。
スマートフォンの販売の当初は、携帯電話(いわゆるガラケー)の所有率が多くを占めており、スマートフォンを圧倒していました。しかし、大手通信事業社などがスマートフォンを取り扱うようになり、スマートフォンでのサービスの充実などがスマートフォンの急速な普及を手助けしました。
端末別インターネット利用率
現在、私たちは常にインターネットで世界中につながっています。このインターネットを私たちは普段、何を経由して使っているのでしょうか。端末別インターネットの利用割合についてのグラフを作成しました。
グラフから、2018年の時点でインターネットの利用環境について、スマートフォンでの利用率がPCでの利用率を上回っていることがわかります。スマートフォンでのインターネット利用が多いことから、人々はいつでも様々な情報に触れることができるようになっています。
今まで、インターネットはパソコンからアクセスするものでした。この大きな変化は、今までの「当たり前」を大きく変えるものになりそうです。
年齢別スマートフォンの利用用途
スマートフォンは特に若者の間で普及していると言えます。スマートフォンの利用の仕方は世代によって違うものなのでしょうか。年齢別にスマートフォンの利用用途のグラフを作成しました。
グラフより、年齢別にスマートフォンの利用状況を見てみると、18~34歳では1位がSNS、2位がwebブラウザを利用しています。しかし、35~54歳の間では1位が天気アプリ、2位がSNSを利用しており55~75歳の間では、1位が天気アプリ、2位がニュースまとめ読みといったように年齢によってスマートフォンの利用用途が違っています。
グラフより、どの世代でもSNSやニュースまとめ読みを利用していることが分かります。特に、18~34歳ではSNSの利用率が44%と約半分を占めています。若者に情報を提供するには、SNSを利用するのがよいと言えるでしょう。
この年齢層別での利用傾向を把握していれば、特定の年齢層に情報が提供しやすくなります。効率的に情報を届ける参考にしてください。
スマートフォンのビジネス活用
現在、鳥取県の若者の就職先は県外に多い傾向にあります。大学卒業後は、鳥取県に就職する割合よりも県外で就職することが多いようです。この状況を、鳥取の経営者の方々は事実として受け止め、より多くの学生に魅力を伝えていく必要があると思います。
前述したように、若者のスマートフォンの利用用途はSNSが大半を占めています。企業のオウンドメディアからSNSに、学生向けのインターンの呼びかけやどういう企業があるのかを発信するのも一つの手だと思います。若者に、鳥取県内の企業に興味を持ってもらうことが、今の鳥取のビジネス市場をより盛り上げるのに大切なことだと考えています。
最後に
今回は、鳥取県におけるスマートフォンの普及率をビジネスの視点をもって考察しました。今の世の中は、常に変化していると言えるでしょう。その変化に上手く対応することによって、今まで以上の成果をだすことができると考えています。私たちは、この記事を読んでくださった皆さんが世の中の変化に上手く対応することができる手助けになればと思っています。