新商品・新規事業

鳥取県と隼Lab.が提携した新しいスタートアップ創出プログラム「TORIGGER(トリガー)」のエントリーを受付中!(6/26(土)にはオンライン視聴可の事前説明会を開催)

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 今夏、鳥取県と隼Lab.は、鳥取県から世界を変える新たなビジネスを生み出そうとする皆様に向けたプログラム「TORIGGER(トリガー)」を実施します。

地方において「スタートアップ創出」が求められる背景

 「全国で最も人口が少ない県」である鳥取県では、1985年(国勢調査)の61万6千人をピークとして少子高齢化に伴う人口減少が進行しており、2021年3月の時点で54万9925人にまで減少しています(鳥取県統計課推計)。

 他県と比較して、もともと規模が小さい鳥取県内のマーケットの縮小が顕著になる中、鳥取県内産業においてはこれまで以上に”域外需要の獲得”(全国展開・海外展開)や”高付加価値な商品・サービスの開発”といったキーワードが重要となっています。

 一方で、モノやサービスが充足し、製品ライフサイクルの短期化が進んでいる現代においては、既存市場に新たに参入しシェアを獲得・拡大することで事業成長を図っていく従来型のモデルが成立しづらくなっている実態があります。

 そうした中で、未だ表面化されていない潜在的なユーザーのニーズを追求することにより、社会に新たな価値を提供し「新市場の創造」を志向していくビジネスプレイヤーが今、求められています。

 こうしたプレイヤーがいわゆる“ベンチャー”、“スタートアップ”と言われる企業群です。

本プログラムで創出を目指す「ベンチャー」・「スタートアップ」とは?

 ”ベンチャー”、”スタートアップ”というと、最先端のテクノロジーや特別なノウハウを持っていなければ生まれ得ない、鳥取県のような地方とは無縁な存在のように見られがちです。

 しかし、すでに大きな成長を遂げている日本のスタートアップをつぶさに見ると、起業家の「原体験」や「社会への課題意識」が最も重要な要素となり、テクノロジーや特徴的なプロダクトは後からついてきたというような事例が多々散見されます。

 例えば、すでに東証一部上場も果たしたバイオベンチャー・ユーグレナ社も「原体験」が大きな起点となったスタートアップの1つ。創業者である 出雲 充 氏は、大学時代にアジア最貧国の1つであったバングラデシュ共和国を訪れ、栄養失調で苦しむ子供たちを目の当たりにしたことで、「世界の食糧問題を解決したい」という強い原体験に突き動かされ、起業。

 様々な協力者と連携する中で栄養豊富な藻類である「ユーグレナ(ミドリムシ)」と出会い、これらの大規模培養や食品としての製品開発を試行錯誤しながら推し進め、原体験をビジネスの形に昇華させた好事例となっています。

 本プログラムにおいても、「プロダクト検討」は後に回し、まずは「原体験の掘り起こし」からスタートすることによって、“まだ世の中にない、しかし潜在的に人々が欲している製品・サービス”を、ユーザーに提供できるスタートアップ候補を、この鳥取の地から育成していきます。

「スタートアップ・エコシステム」醸成を目指す2つのプログラム

 今回、鳥取県と隼Lab.が提供するのは、新たなビジネス創出を目指すスタートアップ候補に向けた「起業家育成プログラム」と、鳥取県内においてベンチャーサポートに関する知識・能力を身につけたい支援者向けの「アクセラレーター育成プログラム」の2つのプログラム。

 スタートアップビジネスの担い手をサポートするだけでなく、そうした担い手を支援するプレイヤーの育成も同時に進めることで、鳥取県から恒常的にスタートアップビジネスが生まれる環境「スタートアップ・エコシステム」の醸成を、県内有数のスタートアップ拠点である隼Lab.から進めていきます。

外部講師には300社以上の「地方発スタートアップ」支援実績を有する井上 智央 氏が就任

 本プログラムの外部講師には、中国地方を中心に300社以上の「地方発スタートアップ」の創出支援実績を誇る、トリプルイー㈱の 井上 智央(いのうえ ともお) 氏が就任。

 参加者ごとのペースに合わせ、メンタリングや座学講義等によりスタートアップビジネスの担い手と支援者を同時に育成していきます。

 今回のプログラムは、約半年間という期間の中でスタートアップ候補と支援プレイヤーを育成していくものです。最初の時点から「革新的なアイデア」、「技術・ノウハウ」を有している必要はありません。

 また、”スタートアップ候補”には、新規創業を目指す起業家予備軍や起業したばかりの方だけでなく、既存企業で新たな事業展開を模索している後継ぎ経営者や社内ベンチャー、ビジネスやプロダクト開発に関心のある学生も含まれます。必要なのは、プログラムをやり遂げようとする「強い意志」だけです。

鳥取県が用意する様々な出口支援 

 起業家育成プログラムの参加者のうち、プログラム最終日に行われる最終ピッチで優秀者として選抜された方については、鳥取県がふるさと納税型クラウドファンディングを活用して資金調達支援を行う「ふるさと起業家支援補助金※」、そして県外ビジネスプランコンテストへの旅費支援などの支援策の活用が可能となります。

 また、アクセラレーター育成プログラムの全日程を修了した参加者については、ベンチャー支援ノウハウを有する支援者として、鳥取県より「アクセラレーター認定証」が交付されます。

 ※ふるさと起業家支援補助金については、令和4年度事業での実施となります。

6/26(土)には事前説明会も開催(オンライン視聴可) 

 6月26日(土)には、オンライン視聴も可能な、事業内容やプログラムの進め方に関する事前説明会を開催。

 当日は、島根県出雲市で起業し、井上氏の指導のもと、事業化・ベンチャーキャピタルからの資金調達を進めている、注目の山陰発スタートアップ・㈱バイタルリード 森山昌幸氏と井上氏によるクロストークもご覧いただけます。

 “ベンチャー”、“スタートアップ”に少し興味・関心があるというだけでも構いません。まずは、事前説明会にお申し込みください。

詳細は公式Webサイトをご確認ください。

【本件に関するお問い合わせ】

(事業全体概要に関するお問い合わせ先)

鳥取県商工労働部産業未来創造課 兵江(ひょうえ)

〒680-8570 鳥取市東町一丁目220番地

電 話 0857-26-7690  

ファクシミリ 0857-26-8117

E-mail hyouek@pref.tottori.lg.jp

(イベント詳細・説明会等の申込に関するお問い合せ先)

 株式会社シーセブンハヤブサ 米村(よねむら)

〒680-0404 八頭郡八頭町見槻中154-2

電 話 0858-71-0581

E-mail yonemura-s@ccccccc.co.jp

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