生産性

掃除ロボットで高まる生産性

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掃除ロボットを使っての掃除

 「1日あたり3時間7分。」

 このデータは、あることをするのに費やす時間を表しているのですが、何に費やす時間か分かりますか?これは、共働きの世帯で6歳未満の子どもを持つ妻が、家事に費やす時間です。因みに、夫は1日あたり15分だと言われています(2017年 総務省「社会生活基本調査」による)。

 6歳未満のお子さんがいない家庭でも、一日あたりに家事に費やす時間はかなり多いと考えられます。

 家事に費やす時間は、家族の食事作りから掃除や洗濯、買い物、子どもの送り迎えなど様々な項目を含んでいます。私が家事の中で、比較的楽をしやすいのではないかと考えているのは、家族の食事作りと掃除です。

 家族の食事作りについて、楽をし過ぎる(毎日、出前やスーパーのお惣菜などで済ませる)ことは、家族のコミュニケーションを少なくしてしまうかもしれません。ただ、掃除については楽をするべきであると考えています。

 私が掃除で楽をする一番の方法であると考えているのは、掃除ロボットを使っての掃除です。掃除ロボットを活用した掃除で一番の利点は、楽をすることができるということでしょう。

 それに加え、ルンバを使って掃除をすることには、他にも二つ利点があると私は考えています。この記事で述べる三つの利点は、あくまで私自身が感じたことなので参考程度に見てもらえると嬉しいです。私自身が思う残り二つの利点を、この記事では紹介していきたいと思います。

掃除に費やす時間

 いきなりですが、皆さんは、1週間当たりどれくらい掃除に時間を割いていますか。一人暮らしをされている方と家族で住まわれている方とでは、掃除に割く時間は違ってくる傾向にあるでしょう。

 また、家族で住まわれている方の中でも、お子さんの有無や年齢、生活環境、仕事のスタイルなど、取り巻く環境によって掃除に割く時間は様々です。

 ここで、一つの例として1週間当たり70分(週二回ペースで30~35分)掃除に時間を割くと考えます。すると、1カ月(30日)では5時間。1年では、60時間も掃除をしていることになります。

 1年に60時間掃除をしていると聞くと、その時間を他の事をする時間に使いたいと思われる方もいるのではないでしょうか。その思いを実現する手助けをしてくれるのが、掃除ロボットであると私は考えています。

掃除ロボットの位置づけ

 掃除ロボットと聞くと、自動で掃除をしてくれるとイメージされる方が多いのではないでしょうか。そこで、掃除ロボット(今回は代表的なルンバの名前をお借りいたします)と既存の掃除機、ほうきが持つそれぞれの要素を比べてみました。

 ほうきでの掃除の性質としては、労力が必要となりますが、手頃な価格で手に入り音がほとんど気になりません。

 掃除機での掃除は、値段と音の要素が機種によって様々でありますが、労力はほうきに比べてかなり少なく済みます。

 一方、掃除ロボットを使っての掃除は、値段はかかりますが自分で掃除をしなくて良いのが特徴的です。しかし、音が少し気になります。

 それぞれの掃除方法が持つ特徴を比較してみました。そこで、掃除ロボットを使う利点には、自分でやらなくて済むということに大きな意味があるのではないかと考えます。

整理整頓の習慣化

 掃除ロボットを使うことによって、今まで掃除に充てていた時間を他のことをする時間に変えることができます。その時間は、1週間で70分ぐらいであったとしても、1年に換算すると60時間、他の作業に時間を充てられるようになるでしょう。これが、掃除ロボットを使う1つ目の利点であると私は考えています。

 そして、私が考える掃除ロボットを使う利点のもう1つは、整理整頓が習慣化することです。掃除ロボットを使うと、どうして整頓整頓が習慣化するのかと疑問に思われる方もおられるかと思います。

 その答えとなるのが、掃除ロボットが持つ機能性です。一般的に掃除ロボットは、障害物があるとそれを避けるようにして動きます。大抵の障害物は避けてくれますが、苦手とするのは、床に物が散らかっている状態です。

 床に物が散らかっていると、効率良く掃除できなくなる場合や身動きが取れなくなることがあります。掃除ロボットを既にお持ちの方は、一度は経験されたことがあるのではないでしょうか。

 私の経験を踏まえて、人は楽なことを習慣化するのは得意なのではないかと考えています。私が思うに、掃除をするには、ほうきよりも掃除機、掃除機よりも掃除ロボットを使うのが楽ということです。そのため、掃除ロボットを持っている方は、掃除機よりも掃除ロボットを使う機会が、自然と多くなるのではないかと思います。

 しかし、掃除ロボットを使う前には、床に物を置かない状態にしておくことが望ましいのです。これによって、使う前に物を整理整頓しなければなりません。こうして、整理整頓が習慣化されていくのではないかと私は考えています。また、掃除をすることで癖づく片付けには、良い効果があるのです。

片づけの効果

 片付けがもたらす効果について述べられた本に「トヨタの片づけ」という本があります。この本で述べられているのは、5つのS(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)が大切であると言うことです。

この本では、物を捨てる工程から整理整頓や清掃の状態を維持するルール作りまでが詳しく書かれています。掃除ロボットを使っても、整理整頓と清掃の状態を維持するルール作りまではできません。しかし、部屋を片付けする一つのキッカケになるのではないかと私は考えています。

 「トヨタの片づけ」に書かれていることは、片づけをすることによって生産性がUPすると言うことです。片づけができていない場所では、作業をする前に探す手間ができます。これによって、無駄が生じ作業の効率が悪くなるのです。

最後に

 ここまで、私が思うルンバを使うことの利点を述べました。片づけをすることによって、無駄を省き生産性がUPするということは、とても魅力的なのではないでしょうか。

 掃除ロボットを使うことで、生産性を挙げる一つのキッカケとなる可能性や、掃除に使っていた時間を他のことをする時間に使うことができるようになります。

 新しいことを始めるのに時間が無いと思っている方や掃除を楽してしたいと思われている方、生産性を高めたいと思われている方は、掃除ロボットを使うことを選択肢に入れてみるのもありなのではないでしょうか。  

 以前、TOTTORI BUSINESS ONLINEで記事として取り上げましたが、鳥取県は共働き率が全国で7位となっています。そんな鳥取県に、家事に費やす時間を少しでも減らす方法として、掃除ロボットを積極的に取り入れてもらいたいです。

紹介書籍

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