新しい生活様式
2020年5月4日に新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を受けて、厚生労働省が新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」とその実践例を提示しました。
「新しい生活様式」は主に次の4つのカテゴリに分けられていて、それぞれの具体的な実践例が記されています。
・一人ひとりの基本的感染対策
・日常生活を含む上での基本的生活様式
・日常生活の各場面別の生活様式
・働き方の新しいスタイル
上記の4つのカテゴリの中で、本記事で取り上げるのは4つ目の「働き方の新しいスタイル」です。
「働き方の新しいスタイル」の具体的な実践例では次のものがあげられています。
・テレワークやローテーション勤務
・時差通勤でゆったりと
・オフィスはひろびろと
・会議はオンライン
・名刺交換はオンライン
・対面での打ち合わせは換気とマスク
テレワークや時差通勤、マスク着用などは、コロナに関するニュースからも予想がついていたと思います。
以前TBOでテレワークについて書いた記事もあるので是非ご覧ください
しかし、「名刺交換はオンライン」というものが触れられたことについては驚かれた方が多いのではないのでしょうか?
名刺交換のオンライン化による効果
名刺交換がオンライン化することによって、様々な影響があると考えられます。どのような影響があるのかを紙での名刺交換とオンラインでの名刺交換のメリットとデメリットを紹介して見ていきます。
紙の名刺交換
メリット
・五感に訴える細工ができ(匂い付けなど)、記憶に残りやすい
・コミュニケーションのきっかけづくりができる
デメリット
・かさ張る
・マナーにとらわれて緊張する
・印刷のコストがかかる ・保管が面倒
オンラインの名刺交換
メリット
・かさ張らない
・マナーにとらわれにくい
・既に名刺をもらった方は検索できる ・印刷のコストがかからない
デメリット
・記憶に残りにくい
・通信環境を意識しなければならない時がある
このように名刺交換がオンライン化することによって受ける影響は、良いことが多いように感じます。特に魅力的なのは、名刺がかさ張らないこと、印刷のコストがかからないこと、マナーにとらわれにくいことであると考えます。
ビジネスマンの方でも、名刺交換があまり得意ではないと言う方は少なくないと思います。その理由として挙げられるのは、名刺交換のマナーが複雑であるということです。例えば、名刺の差し出し方や受け取り方、交換する順番によってマナーが決められています。
上記のことを踏まえると、名刺交換のオンライン化が進むことによって、私たちはマナーばかり気にするのではなく、商談相手の人物像や人柄などの情報に集中しすることができるようになるのです。その結果、相手をより知ることができ、自分達のビジネスチャンスを広げることができるかもしれません。
名刺のオンラインツール
続いて、具体的な名刺交換をオンライン上で行えるツールを紹介します。
・Eight(シェアNo.1名刺アプリ)
・Sansan(法人向け名刺管理サービス)
・名刺バンク
上記以外にも様々な名刺のオンラインツールがございます。是非、ご自身にあったものをお選びください。
最後に
ここまで、名刺交換がオンライン化することによって受ける影響や便利なツールを紹介してきました。日本の名刺交換は海外とは違い、ビジネスシーンにおいて重要であるという位置づけがされています。これは、相手のことを立てる日本人の人柄によるものであるとも言えます。
名刺交換を通して、相手のことについて知るということは大切なことです。しかし、現在は、SNSなどの普及によって、名刺交換以外にも取引先の情報などを手に入れる事ができる時代となっています。このことを踏まえ、名刺交換を長々とするのは好ましくないという意見があるのも事実です。
名刺交換を紙とオンラインのどちらで行うのが正しいと言えるものはありません。変化が激しい世の中となっているため、自分でまずはやってみて、それから自分に適しているか判断することが大切であると思います。