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10年後の仕事を考える【第二部】

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 第一部では未来の仕事を考えるためのポイントを説明しました。

 今回も前回と同様2018年に発売された「10年後の仕事図鑑」という本を参考に具体的な仕事について「なくなる・変わる仕事」と「生まれる仕事・伸びる仕事」に分けて書いていきたいと思います。

 しかし、ここで注意してもらいたいことがあります。未来の仕事の予想など血液型占いほどの精度でしかないと本書では言われております。

 なので、あくまで実現の可能性のある一つの意見として頭の片隅においていただく程度で受け止めてください。 また、本記事では私が特に共感できた内容のみをピックアップしております。

なくなる・変わる仕事

  • エンジニア:安くなる

 「食いっぱぐれない仕事」として挙げられるエンジニアですがプログラミングが一部の人にしかできないような専門職ではないことや様々な学習サービスによって誰もができるようになります。

  • 介護職:サービスの在り方が変わる

「人がやるべき仕事だけに」なるという意味で業務が減ります。

  • テレビ:スマホネイティブ的な発想、テレビは進化する

 YouTuberの登場などからテレビ業界の衰退を予想する人もいるかも知っれないが、変化の使用によってはこれまで以上にユニークな業界になり得ます。

 例えば、AIが100万人の視聴者の意見を修二に判断し、その声に対してひな壇芸人がリアルタイムに突っ込み、ボケるなどAIを運用した新たな番組制作ができるようになります。

  • 翻訳:Google翻訳で十分

 今後翻訳アプリの精度が上がっていくのは時間の問題。もしこれから翻訳者として生きていきたいのであれば技術や付加価値がないと難しくなります。

  • 農業:機械化によって豊かになる

 ほぼすべての工程がIoTによって自動化される日もそう遠くはないようです。

  • コンビニのレジ打ち:もうすでになくなり始めている

 セルフレジとは違って、AIが分析することで買い物客がなにを買ったのかわ認識しスマートフォンアプリで記録されアカウントに請求が来ます。

  • 飲食店:人が消える店と、消えない店

 属人的な理由でお客さんが来店する店(スナックなど)以外はロボット化します。

生まれる仕事・伸びる仕事

  • ドローン操縦士:必要になる

 農作物の生育状態、老朽化した建物の状態のモニタリングや警察のパトロールなどドローンパイロットの需要がこれから増えると予想できます。

  • 観光業:多様になる

 「少しマイナーなアクティビティ」や「そこでしかできない体験」を提供するサービスは海外の旅行事情からみても今後伸びると予想されます。

  • AIを操る仕事:大本命

 クリエイティブすら模倣するAIを操る。「AIを含む技術トレンドは、次はこういうことをやりたがっている」といったことが読める人は今後も重宝されると予想できます。

最後に

 第二部では「なくなる・変わる仕事」と「生まれる仕事・伸びる仕事」について紹介いたしました。

 特に後者は前者に比べて挙げられる項目の量が少なかったです。それは近い未来の仕事をぼんやりと予想することができても5年後、ましてや10年後近くの未来を予想することなどできないからです。

 しかし、それはこれからの未来は私たちの手で明るいものにも暗いものにもなんにでも変えられるということではないでしょうか?

 鳥取でも明るい未来を掴み取ろうとされている方々がたくさんいらっしゃいます。「TOTTORI BUSINESS ONLINE」の記事が鳥取の方々の何かの気づきになれば幸いです。

参考文献

「10年後の仕事図鑑」

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