「子育て王国とっとり」を知っていますか？

はじめに

「子育て王国とっとり」という鳥取県の異名をお聞きになったことはあるでしょうか？「子育て王国とっとり」とは、鳥取県が「子育て王国とっとり条例」を制定し積極的に子育て支援をしていこうという県の姿勢を表したキャッチコピーです。実際に、このキャッチコピー通り「2020年版　住みたい田舎ベストランキング」の「子育て世代が住みたい田舎部門」で鳥取市が堂々の一位でした。

　おそらく鳥取に長い間住んでおられる方はどこかで聞かれたことがあると思います。しかし、まだ鳥取に来たばかりの方や、最近子育てを始めたという方は、実際どのような取り組みが行われているのかわからないことが多いと思います。そこで今回はそんな子育て王国とっとりの取り組みを紹介していきます。

「子育て王国とっとり」ができるまで

　鳥取県は、高齢化、人口流出、消滅可能性都市といったような深刻な問題と常に向き合ってきました。そんな中でこれらの問題を解決すべく制定された「子育て王国とっとり条例」によって「子育て王国とっとり」が世の中に広まっていきました。なお、「子育て王国とっとり条約」の制定に関しては厳密には以下のような経緯があるそうです。

　本県では、平成２２年度に「子育て王国とっとり建国宣言」を行い、子育て支援施策として、「育児の日」の制定や多子世帯への保育料の軽減の充実、病児病後児保育の充実、小児医療費の助成対象の拡大などに積極的に取り組んできました。

　その結果、合計特殊出生率は、平成２０年度の１．４３（全国１７位）から、平成２９年には１．６６（全 国７位）に回復するまでに至りました。このような状況の中、本県では平成２６年３月に少子化危機の突破を目指し、新たな取り組みを始めました。

　今までの子育て支援施策の成果を基礎として、行政、事業主、県民等が一体となり、更に子育てしやすい鳥取県に発展していくための施策や計画的かつ総合的に実施するための枠組を定める「子育て王国とっとり条例」を制定しました。

子育て王国とっとり推進指針<本編>(令和元年度改訂版)
https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/942623/R1_suishinshishin.pdf

「とっとり自然保育認証園」と「とっとり森・里山等自然保育認証制度」

　鳥取県には「とっとり自然保育認証園」、「とっとり森・里山等自然保育認証制度」という二つの自然を活かした保育制度があ利ます。

　どちらも幼児教育期に、鳥取の豊かな自然のフィールドを遊びや学び、保育の場として活用し、子供たちの健全育成を図ることを目的とした認証保育園です。具体的にどのような違いがあるか以下で解説します。

とっとり自然保育認証園

とっとり森・里山等自然保育認証制度

　つまり、後者の方がより自然のフィールドでの活動中心になっています。 このような鳥取県の自然を活かした保育は今全国で注目されていて、このような保育園目当てで鳥取県に移住される方もおられるほどです。

様々な育児支援

　鳥取県には、あまり注目はされていませんが、育て世代にとって非常にありがたい数多くの制度があります。以下に主要な育児支援の事例を紹介します。

保育料(多子軽減)

医療費助成(小児特別医療費助成事業)

子育て応援パスポート

最後に

　ここまで子育て王国とっとりの取り組みを紹介してきましたが、本当に子育て支援が手厚いことがご理解いただけたのではないでしょうか。

　この記事を読んでもっと様々な情報が知りたい方はぜひ、「子育て王国とっとり」のTwitterアカウントをフォローしましょう！日々鳥取県の子育て支援施策、イベント情報、子育て王国とっとりサイトの更新情報などを投稿していて、手軽に子育てに関する情報を手に入れることができます。

　また、今回は記載仕切れなかった各自治体ごとの制度もあるので、「自治体名　子育て制度」などで検索してみてください！ 　子育て王国とっとり