皆さんは、読書をどれくらいの頻度でしていますか。最近では、家にいる機会が増え、読書をすることが多くなった方もおられるのではないかと考えています。
この記事では、鳥取県の方がどれくらい読書をしているのかを確認するために、鳥取県の読書人口のデータを
鳥取県の読書人口
鳥取県の方で、一年間の内に読書をする人はどれくらいの人数なのでしょうか。2016年の「社会生活基本調査」のデータを以下のグラフにまとめました。
このデータは、「この一年間に読書をした」と答えた25歳以上の人口100人あたりに占める人数を表しています。ここで言う読書は、「趣味としての読書」であり、漫画やコミックも含まれています。
このグラフを見て分かる通り、鳥取県は全国平均に比べて25歳以上の人口100人当たりの読書人口は少なくなっています。25歳以上の人口100人当たりで全国平均と約5人の差があるため、25歳以上の総人口で考えると、かなりの差が開いていると考えられます。
この調査によるデータは、都市部で多く、地方で少ない傾向となっています。その理由の一つとして考えられるのが、通勤手段です。都市部では交通機関を使った通勤が多く、その時間を使って読書をするという人がいます。
一方、田舎では自家用車や自転車を使っての通勤が多く、読書をするのにはあまり適していない状況であるため、通勤時に読書をする人は少ない傾向にあると言えます。
このように読書人口という視点から見ると、都会と田舎では大きな差が開いています。さらに、読書がもたらす効果はたくさんあり、「読書をする人」と「読書をしない人」とでは大きな差が付きます。そのため、都会と田舎との格差が広がる原因として、「読書は関係ない」とは一概には言えないと考えています。
読書がもたらす様々な効果
TOTTORI BUSINESS ONLINEでは、以前にも読書がもたらす効果について紹介しました。読書をすることで得られる効果として、知識が増えることや視野が広がること、読解力が上がることは皆さんも良くご存知だと思います。
しかし、読書をすることによって得られる効果は前述しただけでなく、ストレス解消にも大きな効果を発揮するのです。ストレスが解消されることによって免疫力を上げることにも役立ちます。
また、読書は私たちの年収にも効果を与えるという研究の結果があります。TOTTORI BUSINESS ONLINEで以前紹介した記事には、これらの効果についてより詳しく紹介しているので、気になった方はぜひ、下の記事をご覧ください。
また、読書をすることによって、私たちの生活習慣が良くなる傾向にあるというデータもあります。
2017年の「全国学力・学習状況調査」によると、小学生の読書率が高い地域では、早寝早起き率や朝食摂取率などが高い傾向となっています。
一方、小学生の読書率が低い地域では、長時間のネット利用率などが高くなっているのです。
最後に
ここまで読書がもたらす効果について紹介してきました。皆さんにとって、読書がもたらす効果として知っているものもあれば、知らなかったものもあったのではないでしょうか。
今年の夏は去年までの夏とは違って、家で過ごされる方も多いのではないかと思います。そのため、家で過ごす時間が多くなることによって、生活習慣が崩れやすくなるのではないかと考えています。
そのような状況への対策として、読書をすることをお勧めします。たくさんの効果が期待できる読書で、この夏を過ごされてはいかがでしょうか。